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女性医師・女子学生の方へ

はじめに

現在、血液内科には18名の女性医師が所属し、4名が北海道大学病院に勤務して臨床に研究にと活躍されています。女性医師、特にこれから所属科を決めようと考えている女子医学生の方々にとってはその科の臨床研修内容や研究内容、学位・専門医資格の取得など以外にも、結婚や出産・育児と仕事との関係については非常に興味のあるところだと思います。このページでは当科の医師からのコメントや育児をしながらの就業スケジュールの実例をご紹介したいと思います。

血液内科所属の医師からのコメント
平成12年卒 高畑 むつみ

私は2000年卒で医師となり、臨床研修、学位取得が終了したのは2008年、33歳のときでした。医学部6年生のときに結婚していたので子供をいつ産むかは悩みましたが、夫と相談して学位を取得の目処が立ってから、と考えていました。2009年から2年間、夫の米国留学に伴い渡米していましたが、その年に長男を出産し、2011年3月に帰国。2011年4月からは病棟・外来業務をしています。2012年には二人目になる長女が生まれましたが、周囲のご理解のおかげで産休・育休7か月を頂いたのち復職しました。朝8時に子供たちを保育園に送り届け、病棟・外来業務をして夕方17時30分くらいには帰宅させてもらい、当直・当番を免除して頂いているおかげで何とか仕事を続けさせてもらっています。

子供を産む前には、『子供ができたら医師として働けなくなるのではないか』という自身の不安や『血液内科の仕事は子供がいたら大変なのでは?』という周囲からの声もありましたが、個々の必要に応じて勤務時間を変更できる体制がありますし、何より周囲の方々が理解を示して下さることに助けられています。子供を持ちながら働くのは、医師に限らず大変なことですが、血液内科のサポート体制は十分に整っていますので周囲に助けてもらいながら仕事も育児もぜひ楽しんで下さい。

平成19年卒 早瀬 英子

私は医師3年目も終わりにさしかかった2月(27歳)の時に結婚し、医師5年目の5月(29歳)で妊娠しました。仕事のことを考えれば、妊娠は、認定医をとったあとか?学位をとったあとか?専門医をとったあとか?などと夫婦で悩みもしましたが、結局、いつ妊娠しても苦労することがあることに変わりはないし、それなら早く子供を作ろうということになりました。妊娠して職場に迷惑をかけてしまうことも心配していましたが、当時私が働いていた職場の先生方は「日本の将来のためにも、これから血液内科医になる先生のためにも、きちんと子供を作ったらいい」「妊娠して十分に働けなくなったとしても、また来年も一緒に働きたいよ」と言ってくださる本当に温かい先生方でした。

妊娠9ヶ月の終わりまで仕事を続け、出産後は夫の勧めもあり産後2か月で北大病院に仕事復帰しました。そして、北大の学内保育所に生後2ヶ月の娘を預かってもらうようになりました。母親としては幼い娘を預けることに抵抗や寂しさを感じることもありましたが、娘の方はたくさんのおもちゃとたくさんのお友達に囲まれておうちにいる時より楽しそうに過ごしていました。

今娘は2歳になり、私は大学院生として基礎研究を開始しています。娘を抱えながら先輩方や同期と同じように研究生活を開始できるのかと当初は不安に思っていましたが、2012年8月に豊嶋崇徳教授が赴任され、私のように研究はしたいけれども色々な事情(私の場合は子育て)を抱えた大学院生のためにも当科の中で基礎研究がチームで協力し合ってできるような体制を作っていくつもりだと言ってくれました。毎日が目まぐるしく過ぎていきますが、先生方や医局スタッフの皆さんに小さな子供を抱えながらも血液内科医として臨床・研究を続けられるようサポートしてもらっていることに感謝でいっぱいです。

医局長 杉田 純一「男性医師の立場から」

厚生労働省による「平成22年医師・歯科医師・薬剤師調査」によりますと、平成22年12月31日現在における医療施設に従事する女性医師数は18.9%であり平成20年の前回調査と比べて7.9%増加しておりました。年代別にわけますと30-39歳では28.5%、29歳以下では35.9%が女性医師となります。
このように女性医師が増えてきている状況ではありますが、女性医師へのサポート体制は決して十分といえず、特に妊娠・出産による休職や復帰の問題での悩みは多く聞かれます。

私たち北海道大学血液内科では女性医師の皆様それぞれのライフスタイルや価値観を重視した上で、可能な限りサポートできる体制の整備をすすめております。
実際に当科では多くの女性医師が妊娠・出産後も復職し、育児との両立を行なっておりますので参考になる意見が聞けると思います。
また私自身も三児の父という立場ですので家庭における母親の大事さ、そして負担の大きさは理解しているつもりです。

休職や復帰の問題でお悩みの女性医師の皆様、そして今後の進路をお悩みの医学生の皆さん、ぜひ北海道大学血液内科で一緒に働きましょう。

一週間のスケジュールの具体例

図:一週間のスケジュールの具体例

上記は育児をしながらの臨床業務の一例です。外勤先は近隣で、欠勤・早退などがあり得ることを事前に承諾してもらうなどの配慮がなされています。また、妊娠中は外勤・外来を減らしたり、急な体調変化に合わせて診療グループ内でサポートするなどの対応をしています。

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