2020年8月29日〜9月1日までスペイン(マドリード)で開催が予定されていた第46回 欧州骨髄移植学会議(EBMT)ですが、世界的なCOVID-19感染症が収束せず、Webにて開催されました。原田先生がポスター発表を行いました。発表内容は以下の通りとなります。

演題名:Prognostic CT Findings Around the Onset of Acute Gastrointestinal Graft-versus-host Disease

本研究では、臨床的に腸管急性GVHDを発症した前後7日間に撮像された腹部CT画像を解析することで予後不良な所見として『腹水貯留』と『大腸の拡張』を特定しました。『大腸の拡張』を呈する患者では腸管急性GVHDの重症度が高く、かつGVHD関連死亡やステロイド抵抗性急性GVHDの発症が高率に認められました。一方で『腹水貯留』を呈する患者ではこれらとの相関は認められませんでした。腸管急性GVHD発症時期に腹部CTによる評価を行うことによって重症化リスクの高い患者を予測でき、同種移植後患者の生命予後の改善に繋がる可能性が示されました。