当院の検査・輸血部では、4月27日よりCOVID-19のPCR検査に唾液を用いた臨床試験を開始しました。これまでCOVID-19が確定した6例の患者で検討した中間結果では、従来の綿棒を用いた方法と比較して、陽性的中率は100%、陰性適中率も100%と良好な結果が得られています。さらに症例数を重ねることで、従来の方法と同等程度であれば、簡単に採取できて安全である唾液を用いた方法が有用であると考えられます。

唾液検査(豊嶋教授)
放送時の豊嶋教授のコメントより引用

イェール大学の報告では、鼻咽頭ぬぐい液より唾液の方がウイルス量が5倍多く、また米国では口腔粘膜のぬぐいと唾液による検査が実施されています。この検査方法が本邦でも導入されれば、現在、検査が進まない一番の問題である検体採取の危険性が回避され、COVID-19検査の拡大が進み、より正確な感染者の把握が期待されます。

(放送では、イェール大学の報告では「咽頭ぬぐい液」より唾液の方がウイルス量が・・・とありましたが、原著論文を確認したところ、正しくは「鼻咽頭ぬぐい液」でした。訂正いたしました。)

・放送日時:2020年5月6日(水)20時15分〜30分
 BS-TBS「報道1930」の特集

文責:安本篤史